公開日:|更新日:
ひと際澄み渡った青色が他のどの海よりも美しいとされ、独特の色味からケラマブルーの愛称で親しまれる慶良間諸島の海。世界中のダイバーがトリコとなっているケラマブルーってどんなものなの?と思っている人へ向けて、チービシ諸島の島々の特徴も含めてお伝えします!
慶良間諸島は、沖縄本島から西へ40kmほどの場所にあり、東シナ海上に存在する大小20程度の島からなります。そのうち、人が住んでいる島は、大きい順から渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島、慶留間島といった4つの島で、それ以外は全て無人島なんです。
人の手を加えていない豊かで自然そのものの美しさが今なお残る慶良間諸島は、2005年11月に渡嘉敷島の西部ならびに座間味島と阿嘉島の間にある無人島を含むエリアが、慶良間諸島海域としてラムサール条約に登録されています。また、2014年には31番目の国立公園として指定されました。※
慶良間諸島の海はとても透明度が高くて、その透き通った青色は「ケラマブルー」と呼ばれています。世界有数のダイビングポイントでもあるから、オンシーズンには多くのゲストが慶良間諸島でマリンスポーツを満喫するスポットです。20程度島々には砂地やクレパス、ドロップオフやサンゴ、洞窟といった数多くのダイビング・シュノーケリングポイントがあって、ビギナーからベテランまで誰もが楽しめるエリアとなっているのが魅力!
もちろん、海の眺めも最高だけれど、多種多様な海の生き物も忘れちゃいけないポイントですね。慶良間諸島の海中には魚類が約360種、無脊椎動物が約1640種、海藻類は約220種も確認されているんです!12月下旬~4月の冬場には、繁殖や子育てをするザトウクジラが回遊しているし、ホエールウォッチングの最盛期でもあります。夏はウミガメの産卵気があるから、ビーチでお母さんウミガメを、浅瀬では生まれたばかりのベビーウミガメが見られるかも!
そんな魅力溢れる慶良間諸島の島々について、本島から離れている順に1島ずつ特徴やおすすめスポットなどを紹介していきます。
慶良間諸島の西側にある島で、那覇からフェリーで約120分、高速船なら約50分で到着するため、日帰りで上陸する観光客も多め。冬はクジラを見られるうえに子育てポイントでもあるから、遭遇率が高いと世界的に有名です。特にレディドラゴンというポイントは、映画の撮影に使われたゼロ戦の羽が沈んでいて、どこかノスタルジックな雰囲気が漂っているんですよ。
沖縄本島から30kmくらいのところに浮かぶ、慶良間諸島において最大の面積を持っている島。島の周辺は潜れるポイントが多いけれど、中には久場島や座間味、黒島周辺でダイビングを楽しむ人もいます。渡嘉敷の西側にあるアリガー南というポイントは、きれいなサンゴの群生が見られるスポット。ドロップオフのような地形もエンジョイできて、アオウミガメやタイマイに会える確率も高めです!
ナガンヌ島は慶良間諸島の玄関口でもある小さな無人島で、水道や電気といったライフラインは一切通っていません。正式名称は「慶伊瀬島(けいせじま)」というのですが、その形から沖縄の言葉で「細長いもの」という意味である「ナガンヌ」島と名前が付きました。
島全体がサンゴや貝殻でできていて、コーラルサンドとエメラルドグリーンのコントラストが最高に綺麗なんです。那覇?からダイビングボートで20分ほどで着くので、マリンスポーツを楽しむのにもぴったりですよ。
ナガンヌ島と同様に、サンゴや貝殻でできたビーチが広がる無人島。那覇からはダイビングボートで20分もあれば上陸できるでしょう。島周辺には広い範囲でサンゴが生息していて、ちょうど防波堤のような役割を果たしてくれるから、クエフ島の周りは波がとても穏やかです。そのため、マリンスポーツ初心者でも安心して遊べますよ。
ナガンヌ島やクエフ島などをまとめた総称として、チービシ環礁といいます。チービシ環礁はダイビングで有名なスポットで、慶良間諸島の中でもおすすめのスポットになります。沖縄本島から約20分ほどの距離にもあり、アクセスは良好です。なので、短い時間でも十分楽しめる、半日チービシツアーなどもおすすめです。
阿嘉島と橋で結ばれた島で、阿嘉島からは車で約15分で到着するけれど、本当からの直アクセスはありません。ダイビングサービスは1つだけで、波が非常に穏やか内湾から回遊魚などが観察できる外洋までバリエーション豊かなポイントが多いから、初心者から上級者まで楽しみやすくなっています。
沖縄本島から西に約40kmのとことにある、慶良間諸島の中でも人口が340人程度という、非常に小さな島。フェリーなら90分、高速船なら50分くらいで島に到着します。佐久原やタートルベイ、儀名といった3つのポイントは初心者でも比較的楽しみやすい地形で、佐久原の漁礁のみ中級~上級者向けのポイントです。
慶良間諸島の南西に位置する久場島は、那覇から最も離れた無人島で、ボートでも1時間30分くらいかかる最端の島。尖閣諸島や紺背をはじめ所々が突出しているから、地形的には中級上級ダイバー向けかもしれません。特に久場南はドロップオフやクレバス、アーチなどの面白い地形が多いから、ベテランダイバーはとても楽しめます。
慶良間諸島の中でも1番手前に位置する前島は、チャーター船を使えばたったの90分程度で上陸できます。別名・サンチンとも呼ばれる大丸というポイントは、少し前までサンゴも魚も少なくて元気が無かったのですが、近年非常に早いスピードでサンゴが復活している不思議なスポット。ミントグリーンの体に黄色いドットが可愛らしいテングカワハギや、冬場にたくさん見られるコブシメなども島付近まで遊びに来てくれるようになっています♡
とにかく長く遊べる
1秒も無駄のない半日便
オプション(全8種)
本格的なウェイクボード
パラセーリングも用意
オプション(全8種)
クエフ島に上陸して
ゆったり海を楽しめる
オプション(全3種)
※慶良間の半日シュノーケリングプランを展開している会社のうち、海で遊べる時間が明記されている3社をピックアップしています。(2021年6月調査時点)